引っ越しの日にまで分かった旦那のキモさ

f:id:yuzukoanzu:20210328180248p:image

引っ越し サヨナラ私のマンション

f:id:yuzukoanzu:20210328180204j:image

こんばんは。杏子です。今日は、別居中の引っ越しの日のことを書きます。

 

家を出て1年。実家に甘えてばかりもいられないし、いつまでも早朝に長女の花を片道1時間かけて小学校に送り続ける生活に無理がきていた。とりあえず、仮の住処を見つけて、引っ越すことにした。

f:id:yuzukoanzu:20210328180339p:image

私たちの荷物をそろそろ引き上げたいと思います。結婚する時に買った家具は持っていきます。結婚してから二人で買ったものは、置いていきます。触って欲しく無いものは退けて下さい。引っ越し業者と一緒に行きます。

 

マリオさんにメールをした。マリオさんから「分かりました。引っ越しやすいようにしておきます。その日は家に居ないようにします。」思いがけない返事だった。ようやく私の気持ちが分かってくれたんだろうか。

 

これから始まる離婚話や手続きで仕事を何日か休まないといけない。だから、引っ越しの日は、マリオさんの言葉に甘えて休日に引っ越すことにした。

母が「人手は必要でしょ。」と、ついてきてくれた。親は有難いと改めて思った。引っ越し業者と一緒にマンションのエレベーターに乗るのは、気が引ける。ここには、花の友達が住んでるから。花には、「私が小学校を卒業するまでは、離婚することがバレないようにしてほしい。塾も一緒の子が多いし、誰かに何か言われるのは嫌。」そう言われているから、この一年、花をマンションまで連れてきて、こっそり下ろしていた。朝早くに起きてくれた花。ここでバレたら花の苦労が水の泡になってしまう。引っ越し業者の人にはお願いはしてあるけど、誰にも会わずに終わらせることだけを願った。部屋に入ると慌ただしく荷物をまとめてた。「ねぇ、このカーテン。外すわよ。」「えっ??カーテン?」「そーよ。カーテンも買うの高いじゃない。持っていきなさい。」(持っていきなさいって。いいのかな?)躊躇っている私を他所に母は、カーテンを外しはじめた。「でも、それ、使ってるんじゃないの?」「えーっ。でも、触らないでの紙貼ってないじゃない。いいってことよ。」(違うだろ。多分。カーテンを外すなんて誰も考えないんじゃないのか。)とは、思ったけれど、これからお金がどんどん必要。そこは、もう母の意見に従うしかない。部屋を見渡せば、あれもこれも私が探してきた家具。何かもを持ち出したい気分になるけど、引っ越すマンションはずいぶんと狭い。諦めるしか無い。持ち出せる物がすっかりトラックに積み込まれたとき、母が「あら?この椅子。花のじゃない?」「どれ?」部屋の隅に隠すように置かれた椅子は、花の誕生日に私とマリオさんで選んだ椅子だった。「触らないで下さい。」の張り紙。(はっ?はぁぁぁぁぁっ??)

f:id:yuzukoanzu:20210325181512j:image

「何でこんな張り紙がしてあるのよ!これは花にあげた椅子なのに。」「気にせず持って帰ったらいいじゃない」と、言う母を私は止めた。一度あげた物を返してもらいますとばかりに「触らないで。」と、書いたマリオのことを考えると吐き気がする。「いい。花には新しいのを買ってあげるからいい。父親の思い入れのある椅子なんて、花だっていらないって言うと思うし。」そうして、私たち3人は晴れて新しいマンションで新しい生活をスタートさせました。

f:id:yuzukoanzu:20210328180147j:image