先生はひいきするの??

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中1ギャップを乗り切ろう!!

中学生になる前から、中学校の色んな怖い噂を耳にすることが増えはじめますね。

よく聞くのは、「あの先生は、ひいきするよ。」

「あの先生は、お気に入りなれたら何点をとっても5をつけてくれるよ。」

 

本当にそんなことってあるんでしょうか?

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安心して下さいね。

答えは、ありません。

点数を何点とっても5がつくというのは、システム的にはあり得ないことです。成績は成績処理ソフトで管理されています。成績処理ソフトには、テストの点数、平常点を入力します。教科や学校によってその配分は違いますが、各学期の成績評価は、定期考査成績と授業態度、提出物の状況等による平常成績を総合して100点満点で行います。先生の好き嫌いで、この点数を変えることは出来ない仕組みになっています。平常点は、ノートや提出物、授業態度によってつけられています。これも点数の割合が各教科や学校で決められているので、先生の好き嫌いが反映されるかな?と、考えるとそれも難しい部分があります。

 

もし、気になるのなら配点を公開してもらうことも出来ます。先生たちは、つけた平常点はデータとして保管しています。詳細の部分は教務手帳に記して、保管するように言われています。(学校保管と個人保管のどちらか。)

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「どんな点数でも5をつけてくれるよ。」と、言っている子は、成績の事を気にしています。「お気に入りになったら」と、いう子も成績のことを気にしています。中学生になれば、人の目が気になります。小学生のときには「頑張る」を全面に出せていたことが、『「良い子ぶってる」と、思われたくない。』という気持ちも生まれます。だから、「良い成績をとる」という目的のためにノートや提出物をきちんと出したり、他の子よりもいい点数を取れるように陰ながら努力をしていることを「お気に入りになったら」という言葉に置き換えるようになっていたりします。

 

鵜呑みにして、先生にお世辞を言えば点数を上げてもらえる。先生と仲良くしていたら点数をもらえると、、学習や努力を怠ってしまうと本末転倒になってしまいます。

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先生と仲良くしている子が、成績が良いのは、仲良くしているからではなくて、勉強の仕方やノートの取り方を先生とコミュニケーションを取りながら調査したりしているから。先生も一人一人が違う人間の集まり。先生によって「ここを伸ばしていきたい。」という想いがそれぞれにあります。仲良くしている子は、先生のパターンを探っている事も多い。

 

だからといって、無理に必要以上に仲良くする必要はありません。授業をしっかり聞いていれば、自ずと分かる先生のパターン。先生たちは無意識の中で、自分たちの「伸ばしたい力」を繰り返し伝えているものです。

 

「テストの点数は同じ点なのに成績表が友だちは5で、私は4だった!ノートも提出物もちゃんと出していたのに何で?」なんていうことは起こります。これは、授業に参加しようとしている意欲などが反映されているからです。「意欲」って、なかなか判断は難しいですよね。ある先生がこっそり教えてくれたことは、「発表は苦手だけど、一生懸命に聞いている子もいれば、発表をたくさんしているけど、あまり話を聞いてないな。という子もいます。意欲は見れば分かるんです。何を見たら分かるのか?それは、テストの記述の仕方記述の仕方を見れば、答えを丸暗記してる子なのか、授業中の話を聞いている子なのか、というのは分かります。定期考査、小テストを繰り返し見て、提出物を見ていれば、一生懸命に取り組んでいる子なのかもわかります。」ということのようですよ。

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大切なのは、噂に惑わされるのではなく、自分のやるべき事にしっかりと取り組むことです。

 

納得が出来ないときには、「成績のつけ方を開示してもらうこと」です。

 

中学生になれば、教科によって先生が変わりますよね。親しみやすい先生もいれば、とっつきにく先生もいるものです。噂だけで判断して、先生に不信感を持ってしまっては、授業もつまらないですよね。噂に惑わされずに 先生を一人の人間として、じっくり観察してみてもらえたらなって思います。

 「苦手だなと思っていた先生」が、「ちょっと変わっていて。ちょっと面白い先生」に見えてくるかも???