1人で生きていけそうな人?
ゆずさんって一人で生きていけそうですよね。
ん?これって褒められてるの?
逞しすぎるってことかい???
こんばんは。ゆず子です。今日、相談に来てくれた高校生の男の子に「ゆずさん。ゆずさんって一人で生きていけそうな人ですよね。どーやったらそんな風になれるんですか?」と、聞かれました。
「えっ?わたし?わたし?一人で生きていけそうに見える??」
「見えます。何か、何でも一人でやれそうだし。困った事が起きても自分で解決できそうだし。困る事無さそうじゃないですか。」
「何か、かっこいいじゃないですか。」
「あらっ。かっこいいなんてありがとう。でも、私、一人で生きていけるかー。んー。君がどんな事を思ってるかは分からないけど、山奥で1人で自活してと言われたら、出来るかもしれない。でも、社会の中でやっていく中では1人では何も出来ないよ。」
「社会の方が難しいの?」
「私はそう思うかな。だってさー。システムとか色んな事がどんどん変わるじゃない?ついていくの大変。今はこの職場は全てがネットで管理されてるのよ。レポート1枚、手渡しじゃなくてネットなのよね。たまに自分のパソコンだけ、何でかWi-Fiがおかしいとかなるとさー。もう「ヘルプ!ヘルプ」だよ。」
「そーやんだ。大人も大変なんだね。」
「そーだね。40もなるとさ、若い時には説明書を読まなくても出来てた事が、出来なくなるしさー。なかなか苦労してるだよ。」
「へー。」
「助けてもらうためって変な言い方だけどさ。「助けてー」って言うためには、その環境を整える種まきも必要なのよね。苦手な人ともコミュニケーションとって、苦手な人の良いところを観察してみたりさ。良い人だなって思ってけど、実は違うってこともあるしね。大きな声では言えないけどね。」
「ゆずさんも人間関係で悩むことあるの?」
「あるよ。あるよ。もー日々悩むよ。それでも社会の中で生きてるからね。何とか悩みを減らすようにあれこれと工夫する。工夫して失敗したら見直す。もーこれの繰り返し」
「そーなんだ。なんか、スッキリした。今日は帰るよ。」
君は、何の相談に来たのだい??
相談に来てても、こんな事もあります。雑談をしてるなかで、頭の中のモヤモヤが消えて帰って行く人もいて、「私との会話で、何が結びついたのかを教えてから帰っておくれよー。私には??だよ。」なんて残された私が考えてしまうこともあるんですよね。
こんな私ですが、よく「1人で生きていけそう」と言われます。
でも、1人でなんて社会のなかではやっていけない。1人で生きていく勇気もない。
いつもバタバタしながら「あーっ!」って1人大騒ぎしてる。
かっこいい女性とは程遠い。
娘の中学校のことすら、いつもママ友さんたちに助けてもらって、今やLINEで「明日、○○だよ。」なんて有難い連絡をもらっている状態。仕事してても「あれ?あれ?」と、私が言い始めたら「昨日の書類ですか?ここに挟んでましたよ。」って、笑いながら教えてくれる若い同僚もいたり、書類の言葉(専門用語)が間違ってると笑いながら「これこれ!ここ。この言葉は、こうしないと、他の人が見ても分からないよー。」と、教えてくれる年上の人達がいて。
本当、皆さんに助けられてるから、何とか回ってるんですよ。
私が一人でも生きていけそうに見えてるなら、それは私の周りの人たちのお陰。周りの人たちが、どうしようもなく「漏れまくり、抜けまくり」の私をカバーをしてくれてるから。
そんな支えがあるから私は私でいられる。
1人で生きていけそうだと私のことを言ってくれる誰かがいるっていうことは、私が周りに恵まれてるっていう証拠
私が褒められてるんじゃなくて、私の周りの人達がスペシャルに人をカバーする力を備えていらっしゃるということなので、私を通して支えてくれる人達が褒められてるんだなって思います。そんな人たちに支えられてる私。本当に有難いなと思います。
もーね、40だから、頭から漏れ出ることだらけ。
いや、本当に皆様には足を向けては寝られません。