グループLINEの付き合い方とトラブルの対処仕方

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中学生になるとクラス単位で出来るグループLINEに親子で悩んでしまう。

 

最近は、クラス発表と同時にクラスグループLINEが出来て、そこから女子グループや男子グループが出来たり。

 

子どもの本音

グループLINEって何かややこしいイメージ。

正直、「入るのも、入らないのも心配」が8割。な本音。

 

みんな、どうやってグループLINEと付き合ってるの???

 

・グループLINEは通知オフにしていてもちょっと

    気になってしまう。

・招待されないのは、何か嫌だけど、何でもかん

   でも招待されるんだけど?こんなもの??

・勉強時間はどうする??

・グループ電話に招待されたらどうする???

・自分に関係ないトークだったらどうする??

・グループLINE外しがあるって言うけど、本当?

 

親の本音

・誘われないのも心配だけど、誘われすぎも心配

・トラブルに巻き込まれない?

・勉強時間にもスマホが気になるんじゃない?

・周りの子がLINEやってると言われたら、ダメと

    は言いにくいけど、出来れば、限定してほい。

 

LINE株式会社の青少年のネット利用実態把握を目的とした調査によると

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中1でも35人クラスだと28人がスマホを持っていることになる。

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中学生にいくつのグループチャットに入っているかを尋ねた質問では、「1~3個」という回答がもっとも多くなっていて、管理するのも大変という意見もあったり。

 

クラスグループチャットの利用目的

1位 学校の伝達事項

 先生が伝え忘れた内容や行事の集合時間などの

 確認

2位 学校外での交流

 学校以外でクラス単位での遊ぶ約束や参加者を

 集めるため

3位 学校生活でのおもしろネタ

 

実際のグループチャットの利用の仕方

1位 つぶやき

理由

暇潰しに誰かと会話をしたいから

みんな、何してるのかが気になるから

 

2位 学校外での交流

理由

たくさんで遊びたいから

個人で約束するより人数を集めやすいから

 

3位 学校の伝達事項

理由

確認しやすいから

 

自分に関係のない内容の対処の仕方

1位 既読スルー

2位 スタンプのみ

3位 一言返信

「へー。」「そうなんだ。」など。

 

一言返信で「いいな」と思ったコメント

1位 同調

「いいね!」「そうそう(^^)」「分かる!」など。

 

2位 気持ち

「ビックリ!」「えーっ!そーだったのー!!」

「あらあら。」 「楽しかったね」「それ、嬉しい!」など。

 

3位 感謝

「ありがとう😊」「助かったよ!」「感謝。感謝」

 

一言コメントは、「へー。」や「そうなんだ。」より、ちょっと気持ちが分かるコメントをもらうと嬉しいみたい。

 

グループ通話へのお誘いはどうする?

1位 出れる時は出る

2位 メンバーによる

3位 出ない

 

グループ通話をスルーした時の対処は?

1位 放置

2位 ごめん➕一言

「ごめん。気がつかなかった」

「ごめん。寝てた」など。

3位  ごめんね スタンプ

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LINEグループ外しはある???

LINEグループ外しは、残念なことにある!と、こたえた中高生が、非常に多い現状。

 

グループ外し=学校での仲間はずれ・いじめ につながっている。

 

グループLINEの構造

① グループが出来る

② リーダー格が出てくる

③  ターゲットになる子が出る

 

LINEでのいじめ

⑴最近のグループ外しは、1人を残して他のメンバーが退会するという悪質なパターンが増えている。

⑵会話を全員が無視する(無反応)

・話題を変える

・特定のメンバーのコメントには、何も反応しな

 い

⑶特定のメンバーの発言を攻撃する

最近は、少し悪質な傾向があって、他者から見れば、「からかってる」「冗談のつもり」と、受け取りやすいようなコメントで攻撃することも増えている!

 

 

グループLINEは、一度にたくさんの人に発信出来る便利なものだけど、大人でも「面倒だな。」「厄介だな」と思う事があるグループLINE。

 

グループLINEやLINEで悩んだ時は

必ず家族に相談しよう!ちょっとでもおかしいなと思ったら家族に直ぐに相談しよう。

解決出来る、出来ないではなくて周囲に知ってもらう事が大事な第一歩。

「言っても仕方が無い」「余計に悪化するんじゃない?」とは、思わずに「知らせる」勇気を持とう。

 

相談された家族は「そんな事、よくあるわよ。」では、終わらせないことが大事!

 

①ちゃんと話を聞いて!

慌てず、焦らず話を聞くことが大事。

「いつからなの?」「何でそんな事になってるの?」「誰が言い出したの?」聞きたいことが、たくさん溢れてくるけど、質問攻めにしないこと。まずは、子どもが話すことにじっくりと耳を傾けてほしいな。

②家族で話し合いと状況の確認をしよう。

子どものスマホを子どもと一緒に確認しよう。子どもに寄り添いながら、すすめる事が大事!

親が取り乱したり、感情的になって突っ走ってしまうと子どもは更に不安になるから注意が必要。

③証拠になるものは、必ず保管する。

LINEに残っているなら、ショットを撮っておこう。

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削除されてしまったモノでも置いておこう!

グループLINEの退会した画面も残しておこう!

 

家庭は、子どもが相談しやすい環境を普段から作ることが大切な役割!

子どもを守れるのは、他人じゃなくて家族!!

 

相談出来る家族がいない子は?

①1人で悩まない

「これはLINE外し?」「いじめ?」と、不安に少しでも感じた時には1人で悩まない!

②証拠を残す!

LINEは直ぐにメッセージを取り消されることがある。だから、少しでも不安を感じるようなメッセージがあったら、ショットで残しておこう。

②信頼出来る大人にする!

出来れば友だちじゃなくて、大人に相談する。友だちに相談したい気持ちは分かる!でも、友だちに相談して更に拗れたケースは意外に多い!

 担任の先生、校長先生、塾の先生など。

相談した大人と一緒に考えながら、気持ちを整理しよう!

・グループLINEの友だちとこれから、どうしていきたいのか。

・自分にとっての解決のこたえは何なのか。

自分の考えと大人の意見をあわせて、一緒に考えよう!

④いじめが起きたときには、学校に行かない選択があることを知っておく!

学校は、いじめを受けるために行くものじゃないよね。

⑤いじめられる側に問題があるんじゃなくて、い

じめる側に問題がある。どんな理由があるにしても人を傷つける行為はダメなことなんだという意識を持ってほしいな。

⑥自分の行動と相手の行動を振り返る

安心と安全が確保できたら、自分と相手の行動を振り返ってみよう。

理由を見つけることは、最後は大事なことになるからね。

 

加害者になってしまったら

①直ぐに素直に謝ろう

自分の心の中に問いかけてみて。自分だったらどう思う?  悲しくない?  怖くない?

理由をどんなにつけても 自分がされて嫌なコトをしてしまったら、それは悪いこと!

 

②自分に問いかける

何でそんなことをしてしまったんだろう?

あの子の何が嫌だった?

小さいコトにこだわってた?

どう伝えたら良かった?

 

③自分の行動の理由を整理して、大人と考える

行動には理由がある。「ノリで言った」「みんなが言い出したから」そんな簡単な言葉で片付けず、自分の行動にある心の動きを把握しよう!

 

④整理ができたら、伝えよう

大人が一緒にいる場所で、理由を伝えて、「でも、ごめん。」を伝えよう。

 

 

LINEやSNSだけじゃなくて、人と関わるって本当、難しいよね。

 

まだまだ、中学生や高校生は大人になるための階段をのぼってる途中。間違うこともあったり、傷つくこともある。

何が良いか、悪いのかも分からなくなることもあるよね。

いくら大人から「ルールを守りなさい」「悪口はダメでしょ。」なんて言われても「お母さんも言ってるじゃない」「大人も守ってないことあるじゃない。」矛盾だらけで納得もできないこともあるし。

テレビでは、間違ったSNSの使い方をしてる大人が報道されてたりするし。

 

でもね、迷ったり、悩んだり、大人を見て「矛盾してる」と思う気持ちを持ってることは、大切な心の種を持ってるっていうこと。

  

被害者にも加害者にもならないために

まず、大切なことは、勉強や部活、趣味何でもいから一生懸命になれることを見つけて、自分を自分で認めよう!!

自分を認められるようになると、他人の目ばかり気にならなくなってくる。他人のことばかりが気にならなくなってくる。

 人のことが気になるのは、自分に自信がないから。だということに気がつこう!

 

 

「みんなちがって、みんないい」

金子みすゞさん」の詩「私と小鳥と鈴と」一度は、教科書やテレビで聞いたことがあるんじゃないかな?

似ていてちょっと違う、落合陽一さんからのメッセージ

「みんなちがって、みんなどうでもいい。」

 

投げやりに「人のことなんて、どうでもいい」「他人なんてどうなっても関係無い」「自分さてよければ、他人なんてどうでもいい」じゃなく、他人を気にしすぎない。他人の価値は気にせずに自分のことは、自分で判断して決める。
「あの子が羨ましい」「あの子は人気者」そんな子たちは、どうやったら、そんな風になれるんだろう?ばかりだと、逆を言えば、安心感を得るために、自分よりも下を探そうとしてしまう。
「他人を見下す」「他人に干渉し過ぎて自分の価値を押し付ける。」が、うまくいかないと、「あの子は合わない」「あの子の考え方はおかしい」「あの子のことなんて、考えても無駄」そんな考えばかりが思い浮かんで、どんどんしんどくなってしまう。

 

「みんなちがって、みんなどうでもいい。」

自分の考えや思いに自信も持つし、自分の価値基準を大切にしながら、他人に押し付けることはしない。でも、自分の価値観を持つ自由を他者から邪魔されそうになった時には、Noを伝えられる自分軸。

 

たくさんの経験をして、たくさんのことを考えながら、自分のことを一生懸命にする。自分の好きなことを大切にする。そうしながら、自分をどんどんカスタマイズして素敵にしていく。その方がよっぽど、誰かのことを気にしてばかりじゃない、誰かの目を気にしてばかじゃない、自分に自信を持った大人になれるんじゃないかな??

 

ちょっと難しい言葉もあるけど、考える参考になるメッセージだと思うから見てくれたら嬉しいな。

https://note.com/r0612/n/n5fd4b70d34b3