テストで100点採るよりも大切なこと

卒業式が終わって、ホッとする間もなく始まる塾の講習会。朝から大騒ぎの娘の小梅ちゃん。

「こんなスケジュールじゃー、受験生みたいじゃないの！」「ママはこんなにやってたのー！！」塾のスケジュールを始まる日に確認した小梅ちゃんは怒り爆発！

だいぶ前から話はしてたよね。スケジュールも一緒に見て決めたよね。と、母は言いたい。

こんばんは。ゆず子です。

今の子って大変だなって思います。

小梅ちゃんが怒りたくなる気持ちも分かる。

今年から始まる新しい教育課程についていかないといけない。どんどん変わっていく入試。

新課程って何？？？そんな準備いつしたの？？？

入試どう対策するの？？入試が変わるってことは、就職も？？はー？？？？分からないことだらけ。

親も子もちんぷんかんぷん。そんな時に塾から「こうです。ついてきて下さい。」と、言われたら「そうなのか。」と、親子で右へ倣えしてしまった。

でも、「はい。」と、二言ですぐに返事をしたわけではなくて、我が家は何かを決める時には、何回も何回も話し合う。

申し込みを過ぎても、塾のコースが始まるギリギリまで、親子でたくさん話し合った。理由は、「スケジュールがハード過ぎやしませんか？」と、私が思ったから。やりたい部活もあるだろうし、友だちとの時間も必要だし。でも、こんなスケジュールでは、無理だよね？？って、思ったから。

それでも小梅ちゃんは、「私には夢がある。弁護士になること。だから、やりたいの。」と、目をキラキラさせて言うから、やらせてみようと思ったけれど、始まる前からキレてしまった。

いや〜。言うと思ったんだよね。実は。母はそう思ってはいたんですよ。

小梅ちゃんのいつものパターン。

やると決めるけど、いざとなるとグチグチが始まる。グチグチ言いながらも辞めるとは言わず、何となくやってるうちに、自分のカタチを作っていく。でも、非常に無駄な時間が多くて、失敗すると私を理由にする。

これが小梅ちゃん。

でも、そろそろ脱却してほしい。声に出して伝えると喧嘩になりそうだから、LINEで伝えてみた私の気持ち。全てを考えろは、難しいだろうから4択にしてみた母の愛。

小梅ちゃんへ

ママは、こうしなさい。これはやめなさい。とは言わないです。

小梅ちゃんが、中学生活と習い事をどうするかをもう一度、よく考えて返事を下さい。

○春休み

1.講習会に参加する

2.講習会と補講に参加する

3.やめる

○中学生になってから

1.ゼミに参加する

2.ゼミと補講に参加する

3.ゼミと補講と英語コミュニケーションに参加する

4.やめる

ママが決めてよ！アドバイスしてよって言いたいんだとは、分かってるけど、ママは何も言いません。

ママが決めることは簡単で楽なことなんだよね。何で楽かって？それは、責任をママに押し付けられるから。「私が失敗したのはママがこうしろって言ったからでしょ。」「私がこうなったのは、ママがやめろって言ったからでしょ。」って、ママを理由に出来てしまう。でもね。どれだけ、理由を探して、責任を押し付けて、自分から逃げても小梅ちゃんの人生は小梅ちゃんが歩くしかないのよ。

そんな風に自分から逃げ続けてほしくないなって思う。

自分の頭と心で考えて、自分で決めていける力をつけることが、これからの小梅ちゃんにとって大切なことなんじゃないかな？

たくさん考えても考えても、それでも分からないときは、その時に必要な誰かに相談すればい。ママに相談してくれてもいい。でも、「相談する」は、答えを出してもらうことじゃない。答えは、自分で出さないとね。

塾のことは、どうするかを決めたからって、その時の状況なんかでコロコロかわっていく小さなこと。小さなことから練習。そしたら、きっと大きなことも決められる人になっていけるとママは思うから。

テストで100点採るよりも自分の頭と心で考えて、決める力の方がずっと大切なことなんじゃないかな？

夜、小梅ちゃんから私に伝えられた決意表明

「私、やるわ。私には夢がある。」

「夢に向かって前進よー！！」